ヒトはどうして忘れてしまうのか。
失って気づく。
何度失敗しても、懲りない自分が嫌になる。
夫との話だけではなく、何事に対してもだ。
なぜ、日記を書かなければいけないのか、今なら分かる。
就職で東京に来た私は、遠方に住む親が1度も私に会いに来ないことを少し寂しいと思いつつ、少し恨んでいた。(と、記憶している)
夫に手紙を書こうと、便箋を探していると、上京したての頃、頻繁に送ってくれている母の手紙を発見した。
(私が返事を書いた記憶はない。。)
母も仕事をしており、忙しく、娘を心配していたに違いない。
その証拠に手紙を頻繁に送ってくれていた。
なのに、私はそのことをすっかり、しっかり、忘れていた。
夫にも同じことが言える。
なぜ、結婚したのか。したいと思ったのか。夫のふるさとに思い切って移住してきたのか。
どうして忘れてしまったのか。
言葉に残さなければ、同じ過ちを繰り返してしまう。
忘れたくない、忘れてはいけない、1日、1日を大切に。
どうか、夫にも、私の気持ちが、少しでも、思い出してもらえますように。
まだ離婚はできない。離婚はしたくない。